感想

第23話「寺田屋騒動」の感想


西郷吉之助(キャスト:鈴木亮平)は国父・島津久光(キャスト:青木崇高)の命令を守らなかった件で瀬戸際に立つ。・・そして仲間たちそれぞれの運命の歯車が回り始める。

第23話「寺田屋騒動」の感想

今回見るのがとても怖かった回でした。寺田屋と聞いたら坂本龍馬さんの定宿で龍馬さんが襲われた寺田屋事件を思い出す方が多いと思いますが(ちなみにせごどんの坂本龍馬役は俳優の小栗旬さんです)、その4年前に同じ寺田屋で薩摩藩による「寺田屋騒動」が起こりました。

 

幕末の歴史の中でも悲惨な「同士討ちの寺田屋騒動」を西郷どんでどう描くのか興味はありました。その日の皆の動きもドラマで観たいという気持ちがありました。だけど歴史は変えられないので・・最終的に辛い話になるのは分かっていたので見るのに躊躇していました。

 

私は前から西郷隆盛はなぜ大事な時にいないんだ?と割り切れない気分でいましたが、ドラマを見ていて、大きな歴史の流れの中、流れを止めたくても止めれなかったのかなと思いました。寺田屋騒動の時に大久保利通が現場にいないのも疑問でしたが、、ドラマでは久光が大久保 一蔵(キャスト:瑛太)を止めていましたね。

 

切り合いになった時に剣豪の有馬新七(キャスト:増田修一朗)の刀が折れてしまったのは可哀想だと思っていましたが、「おいごと付け(俺ごと付け)」という言葉もキツイ言葉ですが、結果的に有馬が倒れたから同士打ちが終わったのかも?とも思いました。実際とドラマでは寺田屋騒動の流れが違いますが、実際も激高して切り合いが始まり、その後、止める流れがきて、同士討ちが収まった流れだったと記憶しています。

 

実際には西郷信吾と従兄弟の大山弥助(あとの大山巌)は寺田屋の二階にいたようです。ドラマでは有馬新七と大山格之助(キャスト:北村有起哉)がそれぞれ吉之助の弟である信吾(キャスト:錦戸亮)を守ろうとしていたのが印象的でした。有馬は格之助の腕の中で「吉之助 ごめん」と言いながら息が絶えましたね(泣)有馬新七と大山格之助が最後まで友人で、言い合いや切り合いの流れが無くって・・それは救いでした(号泣)

 

女性である(たぶん母性から)原作の林真理子さんと脚本家の中園ミホさんが寺田屋騒動をソフトに書いてくれていて、見る前より見た後のほうが私自身は傷が埋まった気持ちがしました。(この事件を知った若い頃から、私はずっと傷ついていたようです)(それでも初めて知った若い視聴者さんはショックだったと思いますが)前半の幼馴染たちが仲良くみんなでうなぎ取りをしたシーンや叙情的な富貴晴美さんの西郷どんの音楽、里アンナさんの歌にも慰められました(´;ω;`)

みんなに助けてもらっていた吉之助

今回「寺田屋騒動」でしたが、主人公の西郷吉之助がどれだけ人々に愛されているか、みんなの愛が炸裂していた回でした。それは吉之助自身が人々を愛して、命を掛けて皆を守ったり、助けたりしているからに他ならないと思います。

 

祇園の芸妓・おゆう(キャスト:内田有紀)は地味に吉之助をなんども助けていますし、鍵屋の仲居・虎(キャスト:近藤春菜)は薩摩兵が吉之助を捕まえようとした時には大きな声で「西郷はん 逃げとくれやす!」と言っていましたし、吉之助が再び島送りになる時には「西郷はん!うちも連れてっておくれやす!」と派手に愛を伝えていましたね(熱い女だ)。

 

島津久光と吉之助が対面した時には小松帯刀(キャスト:町田啓太)が助けてくれました。殿・島津斉彬公(キャスト:渡辺謙)が乗り移ったような吉之助の言葉は丁寧だけど上からで久光としたらムカつくだろうなwと思いましたがw

 

久光の性格をよくわかっていて、兄・斉彬公の名を出して「この男を使いこなせるかどうかで君主の器量が分かると」言っちゃう小松帯刀。出来る男、良い仕事をしてくれました(笑)また帯刀の言葉に同意してくれた、大久保と同じく久光の側近となっている堀 次郎(伊地知貞馨)にも感謝ですね。

 

仲間たちはそれぞれ吉之助を心配し、心配される本当に良い友達ですが、今回シーンごとの一人一人の表情や関係性もとても細かく描かれていて悲しい話でしたが、とてもドラマとして良い回だと思いました。それぞれ性格が違っていて、見ていて楽しかった仲間たちですが、海江田武次(キャスト:高橋光臣)は吉之助の件でやっちゃいましたね(笑)村田新八(キャスト:堀井新太)は 吉之助に巻き込まれて島送りに(汗)。今回で有馬新七はいなくなり、大山格之助の心の傷も心配ですが、また仲間で楽しいシーンがあったら嬉しいな。

大久保どんの愛にびっくりした

そして吉之助の親友・大久保一蔵ですが、吉之助が窮地に陥った時に「刺し違えて・・!」と泣きながら言っていましたね。いつもはクールな一蔵どんが・・・。びっくりしました。吉之助と大久保は成人した男ふたり、妻も子もいる二人。でも全てを捨てて一緒に・・と一蔵は言ったんですね。そして吉之助も「おはんがどうしてもち言うなら・・よか」と。男同士のここまで深い愛は初めて見ました。良いシーンでした。

 

↓今回の舞台になった京都・伏見の地図と位置関係とちょっと説明をしています。よかったら御覧ください。寺田屋は今でもすぐ前を川が流れていて船宿の雰囲気があります。

⇒ 西郷どん旅紀行

 

最後までお読み頂きありがとうございました!第23話「寺田屋騒動」の感想でした。次の第24話「地の果てにて」の感想もお願いします。

⇒ 西郷どん感想まとめ

⇒ 登場人物とキャスト紹介

 

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