第14話「慶喜の本気」の感想

感想

幕府の老中首座・阿部正弘(キャスト:藤木直人)が倒れ、状況が変わった政局。西郷吉之助(キャスト:鈴木亮平)は友である大久保正助(キャスト:瑛太)と一緒に熊本を訪問し、その後ひとり江戸に戻ります。

第14話「慶喜の本気」の感想

第14話では紀州藩主・徳川家茂(子役:荒木飛羽)を次の将軍に推す「南紀派」と、一橋慶喜(キャスト:松田翔太)を次の将軍に推す「一橋派」の戦いが描かれていました。

 

ドラマでしか見れない吉之助と井伊 直弼(キャスト:佐野史郎)の直接対決。そしてヒー様と井伊 直弼の直接対決シーン。どちらも面白く、すごい場面でした。

 

吉之助は井伊家の家臣・長野主膳(キャスト:神保悟志)から彦根藩主・井伊掃部頭(いいかもんのかみ)が呼んでいると伝えられ、直弼に会うことになります。井伊直弼は茶で吉之助をもてなしますが、ひとり敵中で敵の大将が入れた茶を飲むというのはかなりの勇気がいりますね。

 

直弼は2017年大河ドラマ「おんな城主直虎」の井伊直政の子孫にあたります。彦根藩主の14男として生まれ、30代半ばまで部屋住みとして茶道、国学、和歌、禅などを学び過ごしています。滋賀の彦根城に行った時にはぜひ忘れず、直弼が住んでいた埋木舎(うもれぎのや)にも行って下さいね。

 

直弼は斉彬公とはまた違う立場で日本を守ろうと考えていたと思いますが、徳川幕府の親藩として、家臣として徳川家を守ろうという気持ちが強い人物ですね。戦国から250年経っても井伊の赤鬼は健在・・それは嬉しい気がしますが、敵と見た人物達への報復が恐ろしすぎる人物・・(安政の大獄に繋がっていきます)。

 

恐ろしく、また覚悟を決めた敵、井伊直弼。

 

吉之助は直弼との直接対面で内通を勧められたり、脅迫されても頑張りましたね。顔付きがいつの間にか自分がイメージする「西郷隆盛」になってきた。とこの14話を見て初めて思いました。そしてその後吉之助はヒー様を守る為に長野主膳の手下である幻之丞(キャスト:東武志)を手にかけることになります。

 

手にかけたあとの吉之助の狼狽ぶりが強く印象に残っています。吉之助が修羅の道に入った最初のシーンという気がしました。

ヒー様、一橋慶喜

ヒー様(一橋慶喜)の父は尊王の家柄である御三家・水戸藩の徳川斉昭(キャスト:伊武雅刀)。また母は有栖川宮織仁親王の娘(吉子女王)。自分自身は御三卿の一橋家を継ぎ、幕府にも朝廷にも近い立場。

 

頭が良い慶喜は自分の危うい立場や日本の状況がハッキリ分かっていたのかも知れませんね。だからこそ逃げて生きていたのに・・廻りの期待や幕末という時代が許してくれず、とうとう腹をくくるしかなくなったということでしょうか。

 

一橋慶喜と井伊 直弼の対決。ヒー様、格好よかったですね。

ヒー様と左内と吉之助

今回14話「慶喜の本気」では慶喜が夜中に襲われ、橋本左内(キャスト:風間俊介)と吉之助が慶喜を助け刺客を倒し、最後は3人で井伊 直弼と直接対決となりました。左内と吉之助は慶喜を本気にする為に必要な人物でしたね。

 

最後はシリアスに終りましたが、せごどんでの3人のやりとりは毎回何だかユーモアがあって楽しいですね。左内と吉之助が一橋慶喜を次期将軍候補に推す為に本を作っている時に本人に破かれるという(笑)確実にやりとりしている場所が悪い(笑)

 

そして後日のシーンでは「トチチン トチチン チリチリチン♪」と登場するヒー様(笑)いいキャラ(・▽・*)

 

磯田屋ですが各藩が出入りして情報を集めるにはいいですが、間者や刺客も入りこんできたり、中々に危ない場所ですよね。日本家屋は障子で区切られているだけなので現代の私たちから見たら怖い気がしますね。

 

磯田屋の屋号は時代考証の磯田道史先生からなんでしょうね。原作の林真理子さん、脚本家の中園ミホさんとも親しくて歴史の先生ということなので。

大奥では

大奥では篤姫(キャスト:北川景子)の父である島津斉彬公(キャスト:渡辺謙)が幕府に建白書を出したことにより、姑の本寿院(キャスト:泉 ピン子)と篤姫の対立が表面化します。

 

大奥から超嫌われている一橋慶喜の父・徳川斉昭(;´∀`)伊武雅刀さん演じられているせごどんの徳川斉昭が濃くて、ゴリ押ししそうで女性に嫌われそうな雰囲気が出ていますね。

 

だけど篤姫と家定の仲が良さそうで嬉しいです。家定は2回正室を亡くしていますし、兄弟もみな亡くしていて、体も弱くて自由にならず(一説には脳性麻痺)。将軍ですが中々に辛い人生をおくられた人物ですね。 篤姫と結婚したことで幸せを感じられたら嬉しいです。

 

最後までお読み頂きありがとうございました!第14話「慶喜の本気」の感想でした。次の第15話の感想もお願いします。

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