第8話「不吉な嫁」の感想

感想

短時間のうちに祖父・父・母を亡くした西郷家。長男である西郷吉之助(キャスト:鈴木亮平)の新婦・須賀(キャスト:橋本愛)は近所から「不吉な嫁」と言われている。

第8話「不吉な嫁」の感想

西郷どん8話では残った家族が頑張って西郷家を立て直す様子と、皆で吉之助が江戸に行く支度金の30両を集める様子が書かれていましたが、特に前半では吉之助の妻となった須賀が廻りの家族と違う考えを持つ、異質な人物として描かれていました。

 

陽の西郷家に対して、ひとり陰のイメージがある須賀。彼女は他の家族と違い、1人吉之助が江戸に行くのを反対します。温和な大久保正助(キャスト:瑛太)が「こげな嫁の言いなりになりおって!」と激怒するほど廻りと考えが違う須賀。

 

だけど支度金って藩が出してくれるわけじゃないんですね。今の時代でも転勤や海外出張の時に使うスーツや身の回りのものは自分で用意しなければいけませんが、薄給の貧乏下級武士の西郷家にいきなりの30両は大変すぎですよね。妻なら文句のひとつも言いたい状態ではありますよね(笑)

 

そして須賀は吉之助の小さい頃からの想いを知らないという事もあります。他の家族や仲間は吉之助がどれだけ殿・島津斉彬公(キャスト:渡辺謙)を敬愛していたか知っていますが、須賀は知らない。

 

そうして須賀は実家に帰ってしまい、結果的に離婚となってしまいました。短期間の結婚でしたが、吉之助と須賀は厳しい生活の中、それなりに愛情を育てていた様ですね。

⇒ 吉之助と一人目の妻・須賀

 

須賀は最後に「あんな優しくて温かい男は見たことが無かった」と言っていましたね。もう少し時間と時期が違ったら2人の結婚も違う結末だったかも知れませんね。

大久保 正助の謹慎がとける

今回大久保正助の謹慎がとかれ、元の記録所書役助に戻れる事となりました。父の大久保次右衛門はまだ喜界島から戻って来ていませんが、これでお金の心配が少し無くなるのでしょうか。大久保家の母・福も妹たち(キチ、スマ、ミネ)も良かったですね。

 

正助の母・福役は藤真 利子さん、妹のキチ役は佐藤 奈織美さん、スマ役は日下 玉巳さん、ミネ役は髙野 友那さんです。大久保正助役の瑛太さんは3人の妹に傘をプレゼントされたそうです。

⇒ 大久保どんと妹達

 

まだ大変な大久保家ですが、大久保正助(大久保 一蔵)は親友の吉之助の江戸行きの為に一生懸命働いていましたね。怒ったり、豪商の板垣与三次に借金しようとしたり、郷中の仲間たちにもお金をつくる手伝いを頼んだり。

 

そしてお別れの時には吉之助に続いて自分も江戸に行くと宣言していましたね。謹慎がとけてからの大久保正助、これからどうなるでしょうか?

吉之助を助ける桂久武

江戸に行く吉之助を助けてくれた人の中に薩摩藩の重臣の桂久武がいました。亡くなった赤山靱負(キャスト:沢村一樹)の弟にあたります。それぞれ桂氏と赤山氏を継いだので名字が違ってわかりにくいですが、2人は日置島津家に生まれた兄弟(島津久普、島津歳貞)でした。

 

桂久武は今後も西郷吉之助(西郷隆盛)を助けてくれ、生涯親しい人物となります。お兄さんの赤山先生と同じく偉ぶっていない良い人物ですよね。

 

演じるのはお笑いコンビ・スピードワゴンの井戸田潤(いとだ じゅん)さん。女優・安達祐実さんの元旦那さんとして有名な井戸田潤さんですが、大河ドラマ西郷どんで見ていたらお笑いの人と気付かない・・本職の役者さんのような役に合った良い演技をされていますね。桂久武は今後も見せ場がある人物だと思いますので、今後も活躍を楽しみにしています。

島津斉彬、篤姫、そして吉之助も江戸へ

嘉永6年(1853年)アメリカのペリー提督が黒船艦隊を率いて浦賀にやってきました。これから日本は苦境の幕末となりますが、同じ時期、薩摩の島津斉彬公とその養女となった篤姫(キャスト:北川景子)、そして2人に信頼された吉之助も江戸へ行くことになりました。

 

指宿から鶴丸城の道中、海辺で警護役として付き従う吉之助に篤姫がかけた言葉が良かったですね「西郷、共にお殿様のために尽くそうぞ」。吉之助はまだ江戸に行くことを迷っていた時でしたが、女性で姫である於一(おいち)がそこまでの覚悟をしているのを聞いて心が動かないわけ無いですね。とても良い場面でした。

 

斉彬公と篤姫のもと、せごどんの活躍が楽しみです!

 

最後までお読み頂きありがとうございました!第8話「不吉な嫁」の感想でした。次の第9話「江戸のヒー様」の感想もお願いします。

⇒ 西郷どん感想まとめ

⇒ 登場人物とキャスト紹介

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