西郷吉之助（キャスト：鈴木亮平）は藩主・島津斉彬（キャスト：渡辺謙）のご出府のお供で薩摩の地から江戸へ。
第9話「江戸のヒー様」の感想
9話の題名のヒー様。
ヒー様って誰？と思っていました（笑）
ヒー様は後で15代将軍になる徳川慶喜（とくがわ よしのぶ）の事だったんですね。 慶喜役は俳優の松田翔太さん。
徳川慶喜は御三家の水戸家の七男に生まれ、御三卿の一橋家に養子に行きました。（一橋慶喜）
・幼名は松平七郎麻呂（まつだいら しちろうまろ）。
・元服後は松平昭致（あきむね）という名前です。
どちらも「ヒー」がつかないですね（笑）。ヒー様の名前の謎はまだ解明されていませんね（笑）
そしてヒー様と吉之助が出会った、品川宿には薩摩で出会った迫村の ふきどんが居ました！綺麗な女性になった ふきどん！
ふき（ここでの名前はおよし）とタマ（ここでの名前は小玉）はこの品川宿の磯田屋で働く給仕ですが、実態は遊郭の女郎（飯盛女）として働いているということでしょうか。ふき役は高梨臨さん。タマ役は田中道子さん。
ふきはこれまで長崎、京都を廻り品川に来たと話していましたね。吉之助から聞いて、母が亡くなった事を知ったふき、悲しい現実ですね。昔は親や兄弟の為に売られていく娘が多かったと聞きます。でもふきの母が言っていたという「ふきのおかげでお医者様にもかかれて薩摩一の孝行娘じゃ」という言葉はふきにとって慰めになりましたね。それを伝えた吉之助、いい仕事をしました。
今回は吉之助の優しさ、正直さ、純朴なところなど、いろいろな魅力がみれた回でした。組頭である迫田友之進（キャスト：浜田学）と吉之助。そして山田為久（キャスト：徳井優）と吉之助。どちらも面白い関係ですね。
迫田友之進は薩摩のサムライって感じで自分的にとても気に入ったキャラクターです、鬼軍曹見たいですね（笑）山田為久は斉彬公の側近ですが、吉之助にいつも軽い扱いをされていますね（笑）それが逆に山田のいい人柄を感じます。
上役の2人ですが、吉之助の正直さや真面目さは伝わっている感じですね。
そして島津斉彬公からお庭方を命じられた吉之助！最初、掃除係から庭を掃く係になったと思い一生懸命、庭を綺麗にする吉之助が可愛かったです（笑）
島津斉彬が吉之助を昔会った「泣き虫でやっせんぼ」の小僧と気がついた回想シーンは感動しました。 「吉之助（小吉）、良かったね！」と泣きそうになりました(´；ω；｀)
後日、斉彬公に頂いた小刀と水戸様に渡す大事な書状を胸に持つ吉之助。普通はもう少し「殿から小刀を貰った」と大騒ぎしたり、同輩に自慢したいところですが、目立たず、通常の面持ちで使命を果たそうと水戸藩に急ぐシーンが、吉之助の良い性格を表している・・地味にいいシーンだと思いました。
江戸の徳川家と老中たち
今回からドラマの舞台が薩摩から江戸に移ったので、江戸幕府の重要人物が物語の中心に出てくるようになりました。まずは第13代将軍・徳川家定（とくがわ いえさだ）。9話では一瞬しか出ていませんでしたが（笑）。篤姫と家定のシーンが今から楽しみです。
そして・老中首座の阿部正弘（あべ まさひろ） に井伊家の城主・ 井伊直弼（いい なおすけ）、水戸藩の徳川斉昭（とくがわ なりあき）。
・徳川家定役は又吉直樹さん
・阿部正弘役は藤木直人さん
・徳川斉昭役は伊武雅刀さん
・井伊直弼役は佐野史郎さん
吉之助の殿・島津斉彬公と阿部正弘は同志の様な関係。そして同じ幕府側ですが徳川斉昭と井伊直弼はクセがありそうな人物ですね。
去年のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」をみていた人にとっては井伊家が出てきて嬉しいかも知れませんね。井伊 直弼は直虎と井伊直政の子孫で、幕末にあっても井伊家は譜代大名筆頭として徳川家を守ろうとします。
篤姫と虎寿丸
薩摩藩上屋敷の奥では篤姫（キャスト：北川景子）と斉彬の嫡男・虎寿丸（とらじゅまる）が仲良く遊んでいましたね。虎寿丸の生母・喜久（キャスト：戸田菜穂）もいて、この3人と他に一橋徳川家から嫁いだ正室の英姫（恒姫）、側室との間に出来た娘3人が斉彬公の家族となります。
篤姫と虎寿丸の話の中で、相撲が強い者として、西郷吉之助の話が出ていましたね。お庭方になった吉之助は次回、奥庭で篤姫と虎寿丸に会うことが出来るのでしょうか。
☆・・☆・・
最後に薩摩の大久保正助（キャスト：瑛太）の事。大久保どんはいきなり心が折れていますね（苦笑）暗く考えてしまうのはもしかしたら親友で明るい西郷どんが近くにいないのも関係しているかも知れませんね。早く江戸に来れたら良いですね。
最後までお読み頂きありがとうございました！第9話「江戸のヒー様」の感想でした。次の第10話「篤姫はどこへ」の感想もお願いします。
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